ARTICLE お知らせ・ブログ

2024.01.21 #デザイン

楽にWEBデザインはできないのだよ。

こんにちは。管理人のカメ公です。
なんやかんやあってWEBを筆頭としたデザイン業6~7年やってます。

巷では「副業でWEBデザイン」、「おうちでお仕事♪」などの謳い文句をよく広告で見かけますが…
もし個人で「HP制作を仕事にする」を目標とする場合、実務未経験でのフリーランスは難しいです。
仮に企業へ就職したとしても3年は見た方がよいですかね。
(更新業務は別ですが。)
それをやんわり以下の項目で解説したいと思います。

  • 業界としてのルールやそこでしか得られない知見
  • HP制作(プロジェクト)完成までの項目
  • 更新されるトレンドと技術

業界としてのルールやそこでしか得られない知見

まず「クリエイティブ業」全般に言えるかもしれませんが、参考書があまり通用しないです。
参考書はあくまでインプットするもので、それを「商業レベル」までアウトプットするまでに相当な時間を要します。スキルアップに繋がる参考書も当然ありますが、それをコンセプトのあるデザインのもと、コーディングと紐づけるのは経験が必要です。

また複雑なコードや利用用途のない実装は、結局、有志の方が残してくれた記事を参照にすることが多いです。

WEB制作の考えられる仕事とは?

HP制作の他に更新業務やバナー制作などあります。「HP制作」にも種類があり、「新規制作」と「リニューアル」と「ページ追加」です。

「新規制作」の場合はこちらで、ルールを決めてコーディングすることが可能です。
後者二つの場合は、「ルールに乗っ取り」制作することが必要です。
「ルール」とは、一例として新規のclassを増やさず既存のもので構築することが挙げられます。
flexBoxを中心に使っているか?スマホ時brタグの消しのクラスの統一などです。

また、html側もルールに従う必要がありますが、中にはphpと混同のサイトやCMSを組み込んだサイトがあり、これらは製作者の個性が際立っているので、ある程度構造を理解できるような経験が必要になってきます。

そして一番重要なのが、バックアップです。
サイト更新後にクライアントから「やっぱり戻してください」などと言われることも珍しくはありません。また開発者側もヒューマンエラーが起こりうるタスクなので、事前に対策する、”必ずバックアップを取る”ということを念頭入れる必要があります。

コレ関係のミス、本当に多いです…
「いつの間にかフォルダ階層を間違え、名前の一緒のファイルを更新してしまった。」や、「アップ時にマウスを持つ手が滑り別階層にファイルをアップ→その階層に同じファイル名があった。」などです。ちなみに疲れているほど、焦っているほど起こりえます。

中堅企業はgit(バージョン管理ツール)を導入しているところもありますが、デザインデータの管理や「サーバーアップ時」にこれらは起こりえます。
ちなみに、FTPソフトは(恐らく)デフォルトで隠しファイル非表示となっており、それに気づかず、隠しファイル(.htaccess)を更新してしまったという恐ろしい事態も経験しています。

一通りのミスは働きながら、聞きながら経験・対策しましょうw
(外注なら、おそらく一部分の対応も多いので問題ないかもしれません。)

HP制作(プロジェクト)完成までの項目

企業ごとに特色が異なります。システムが強くHPもできる会社。デザインが得意でHPもできる会社。などなど、規模によって「コーダー、デザイナー、ディレクター、システム、営業、総務」などの業種に分かれており、WEBデザイナーとしてはやはり「webデザイナー兼コーダー」が理想的です。少人数の企業ではこれら業種を兼任することもあります。

新規制作のプロジェクト大雑把の流れとしては

1.ヒアリング・企画
2.ワイヤーフレーム制作
3.PC版スマホ版デザイン
4.コーディング
5.CMS構築※実装の場合
6.検証、seo対策や公開準備
などです。

中小企業の場合、サイトのコンテンツや文章も制作会社任せなことも多く、デザインの前に、企画提案が必要になります。そのうえで、デザインするわけですがこれを全て兼任するにはやはり相当の年月を要します。(未だすべて満足にできてません…)

企画提案することも含めてデザインなのだと気づかされます。

更新されるトレンドと技術

最近無料・低コストのweb制作サービスが増えてきてまして、テンプレ感ありながらもデザインは様になってきました。サービス内にて実装されるコンテンツのモーションや投稿機能はjsやphpで構成していますが、この領域になってくるとやや「システム」よりの業種になってきます。現在主流のCMSである「WardPress」やライブラリjsの「jQuery 」を駆使しして何とか構築できますが、勉強が必要です。

2010年代ごろから、スマホ版のデザインの考え方や、近年では動画埋め込み(動画制作)やSNS連帯(運用)なども増えてきており、製作者側も日々アップデートが必要です。

webデザインは丁度よいテキスト量と綺麗な画像さえあれば、あとは余白感だけ気にするだけで「綺麗なサイト」は完成します。しかし、現実はそう甘くはありません。

例えば、星空やオーロラ背景を使用したサイト構築の教養動画などありますが、これらは7割写真の力によるものです。
実際は、クライアントから解像度の悪い画像や、大量のコンテンツと文章が届くわけです。それをどうやって「デザイン」で解決できるかが問われます。

まとめ

そんな技術と日々変わりゆくIT業界ですが、昨今はAIの発展が凄まじいです。
アップデートを諦め、淘汰される企業も間接的に見ているので、生き残るための”先見の明”が必要ですね。
いくばか殴り書きになりましたが、綺麗じゃない(辛い、大変)部分が伝われば幸いです。

ーなどと、本サイトのコンセプトとは大分かけ離れた話題にはなりましたが(汗
本記事において深堀してない内容を素人や同人作家向けに「窓口」として何か掲載できたらなと検討中です。
私自身、かなり器用貧乏なデザイナーなので、あくまで参考程度に納めてください。
このサイトを一から構築したすべてが今の技術になりますので(汗
それでは。

前のページに戻る